Windows11 でのごみ箱の使い方を解説します。
ごみ箱と言えばかなり昔の Windows95 から存在する定番の機能です。それまではファイルを削除すると完全に無くなっていましたが、ごみ箱を設ける事で一時保管し、間違って削除してもごみ箱から取り出せるようになりました。
Windows11 でも当然ごみ箱はありますが、見た目がやや変わっています。
目次
ごみ箱の使い方
ごみ箱に入れる
ごみ箱に入れたいファイルをマウスでドラッグして、ごみ箱の上でマウスのボタンを離します。
また、ごみ箱に入れたいファイルを選択しておいて Delete キーを押します。すると上図のような確認画面が出るので「はい」ボタンを押します。これでもごみ箱へ移動できます。
ごみ箱からファイルを取り出す(元に戻す)
ごみ箱を開きます。
取り出したいファイルをマウスで選択して、画面右上の「…」ボタンを押し、メニューの中から「選択した項目を元に戻す」を選択します。
また、メニューの中から「すべての項目を元に戻す」を選択すると、ごみ箱に入っているファイルをすべて取り出します。
ごみ箱を空にする
ごみ箱を空にするとは、現実世界で言えばごみ集積場へ持っていくという事で、簡単に取り出す事はできません。
ごみ箱に入れるだけではファイルを削除した事にはならず、空にして初めてファイルが削除されます。
ごみ箱を開いて、画面右上の「ごみ箱を空にする」ボタンを押します。
複数ファイルの削除の際、本当に完全に削除しますか?という確認画面が出ます。「はい」ボタンを押すとファイルを完全に削除します。
また。ごみ箱を右クリックしてメニューの中から「ごみ箱を空にする」を選択する事でも可能です。
ファイル削除の時に確認画面を出す
Delete キーでファイルを削除するとき、確認画面を出すことができます。
ごみ箱を右クリックして、メニューの中からプロパティを選択します。
ごみ箱のプロパティが開いたら「削除の確認メッセージを表示する」のチェックボックスをオン☑にします。
これで Delete キーを押してファイルを削除した時にも確認画面が表示されます。
ごみ箱に入れたら即完全削除
ごみ箱に入れたら即完全削除とは、ごみ箱の一時保管機能を使わずにいきなり焼却炉へ放り込んでいるような機能です。この機能を有効にすると、普通の方法でファイルを取り出す事はできません。
ごみ箱を右クリックして、メニューの中からプロパティを選択します。
ごみ箱のプロパティが開いたら「ごみ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消去する」のラジオボタンをオンにします。
ごみ箱の容量を変更する
現実世界にもごみ袋の容量に20L、45Lというようにサイズがあります。Windows のごみ箱にも容量があります。
標準ではごみ箱の容量に約 8GB 設けられていますが、容量を変更する事も可能です。
ごみ箱を右クリックして、メニューの中からプロパティを選択します。
カスタムサイズの最大サイズを変更します。最大サイズを超えてしまった場合は、古いファイルから完全削除されます。
ごみ箱内のアイコンサイズを変更する
ごみ箱に入っているファイルのアイコンサイズを変更できます。
画面上部の赤枠部のボタンを押し、メニューの中からお好みのサイズを選択します。
アイコンサイズを中サイズにしました。サムネイルが表示されて、画像がわかりやすくなりました。
ごみ箱内のファイルを並び替える
ごみ箱内のファイルを並び替えて目的のファイルを探しやすくしてみましょう。
画面上部の矢印ボタンを押すと、以下の基準を基に並び替えができます。
- ファイル名
- ファイルが元々あった場所
- 削除日時
- サイズ
- 種類
- 更新日時
- 作成日時
- 昇順
- 降順
- ほか
ストレージセンサー
ストレージセンサーとは、自動的に HDD/SSD ストレージの容量を増やす仕組みです。
その中の一機能として、ごみ箱に入れてから一定期間経過したファイルを削除するという機能があります。
ストレージセンサーを使うには、設定で有効にする必要があります。
スタートメニューを開き、設定を開きます。
左メニューよりシステムを選択し、記憶域ボタンを押します。
ストレージセンサーのスイッチをオンにします。スイッチ以外はストレージセンサーのボタンとなっており、ボタンを押すと詳細設定画面を開きます。
ストレージセンサーを発動するタイミングは、標準では空き容量が不足した時のみになっています。
「ストレージセンサーを実行するタイミング」のメニューより以下の設定ができます。
- ディスクの空き容量不足時(既定)
- 毎日
- 毎週
- 毎月
「ごみ箱に移動してから次の期間が過ぎたファイルを削除する」のメニューでは、以下の期間に設定できます。
- 1日
- 14日
- 30日(既定)
- 60日
ストレージセンサーを有効にして、実行条件を空き容量不足時以外にしておくと、定期的にファイルを自動的に削除してくれます。