Windows11 で印刷ジョブ(キュー)を開いて印刷をキャンセルする方法を解説します。
印刷を間違えてしまって焦った経験はありませんか?違うページを印刷してしまったとか、10枚のところを100枚印刷してしまったなど間違えるポイントはいくつかあります。
間違えたまま放っておくと、プリンターのインクやコピー用紙が無駄になってしまいます。そうしたロスを防ぐために、すぐさま印刷をキャンセルしましょう。
印刷をキャンセルするには印刷ジョブ(キュー)から行います。
印刷ジョブ(プリンターキュー)を開く方法
スタートメニューを開き、設定を開きます。
左メニューより Bluetooth とデバイスを選択し、プリンターとスキャナーボタンを押します。
印刷に使用していたプリンターを選択します。
「プリンターキューを開く」ボタンを押します。
印刷ジョブ(プリンターキュー)が開きました。
パソコンから印刷した場合、画面に自動で印刷ジョブ(プリンターキュー)が表示されます。
印刷をキャンセルする方法
印刷ジョブ(プリンターキュー)でキャンセルしたいジョブを右クリックして、メニューの中から「キャンセル」を選択します。
「ドキュメントを取り消しますか?」という確認が出るので「はい」ボタンを押します。
これで印刷をキャンセルできます。
プリンターメニューを開いて「すべてのドキュメントの取り消し」を選択すると、一括ですべての印刷ジョブをキャンセルする事ができます。
印刷をキャンセルできない
まれに前述の方法で印刷のキャンセルを行ってもキャンセルできない場合があります。
主に印刷中に停電になったり、電源が切れてしまった場合などに起こり得るようです。
そういう場合は以下の方法をお試しください。
スタートボタンを押してスタートメニューを開き、画面右上の「すべてのアプリ」を選択します。
すべてのアプリの中から W の項目にある Windows ツールを開きます。
Windows ツールフォルダーの中にあるサービスを開きます。
サービスウィンドウが開いたら「Print Spooler(プリントスプーラ)」を探してダブルクリックで開きます。
停止ボタンを押して、実行中の Print Spooler を停止します。
Print Spooler とはパソコンとプリンターとの通信を処理するサービスです。停止すると印刷ができなくなります。
続いて、以下のショートカットキーを入力してファイル名を指定して実行を開きます。
Win キー + R
名前の欄には次のように入力して OK ボタンを押します。
spool
spool フォルダーが開くので PRINTERS フォルダーを開きます。
PRINTERS フォルダーに入っているものはすべて削除してください。
その後、再度 Print Spooler を開始します。OK ボタンを押して画面を閉じてください。
Print Spooler を再起動して強制的に印刷ジョブをクリアしました。これで印刷がキャンセルされて、新しい印刷ができるか試してみてください。
印刷ジョブと印刷キューどう違う?
印刷ジョブと印刷キュー、よく聞く言葉ですが意味は若干異なります。
- 印刷ジョブ:プリンターへの印刷命令の事です。
- 印刷キュー:印刷命令を溜めておく待機所です。
関連記事
プリンターの名前がよく似ていると、プリンターを間違えて印刷ミスに繋がります。名前を変更するという対策もあります。