
Windows11 でデフラグ(ドライブの最適化)を手動で実行する方法を解説します。デフラグとは HDD/SSD を最適化する処理です。
HDD の場合、長い間使っていると保存しているデータが断片化してあらゆる場所に保存されてしまいます。データがあちこちに散乱していると、読み出すのに時間がかかります。このデータの断片化を解消して一続きにする処理を行います。読み取り速度の向上が期待できます。
SSD の場合、HDD とは違う処理を行います。Trim コマンドで SSD を最適化し、処理速度の向上を図ります。
目次
デフラグは自動で実行される
Windows11 では自動でデフラグ処理が行われるようにスケジュールされています。
なのでパソコンを使う人がそこまでデフラグを意識する必要はありません。あまり頻繁にデフラグを行っても意味はないので、ほどほどにしておきましょう。
デフラグ画面を開く方法
デフラグ画面を開く方法は4つあります。
- 設定から開く
- スタートメニューから開く
- 検索して開く
- ファイル名を指定して実行で開く
設定から開く

スタートメニューを開き、設定を開きます。

左メニューよりシステムを選択します。

ストレージボタンを押します。

ストレージの詳細設定を選択します。

ドライブの最適化ボタンを押します。

デフラグの画面が表示されました。
スタートメニューから開く

スタートボタンを押してスタートメニューを開き、画面右上の「すべてのアプリ」を選択します。

すべてのアプリの中から W の項目にある Windows ツールを開きます。

Windows ツールの中にあるドライブのデフラグと最適化を開きます。
検索して開く

タスクバーの虫眼鏡アイコンを選択し、検索窓には「デフラグ」と入力します。
検索結果からデフラグの画面を開けます。
ファイル名を指定して実行で開く
以下のショートカットキーを入力して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
Win キー + R
名前の欄には次のように入力して OK ボタンを押します。

dfrgui
これでドライブの最適化の画面を開けます。
デフラグを手動で実行する方法

使用しているドライブがデフラグが必要な場合、状態の欄に「最適化が必要です」と表示されます。
デフラグを手動で実行するには最適化ボタンを押します。

SSD の場合、トリムが実行されます。

現在の状態が OK になったらデフラグの完了です。
デフラグのスケジュールの変更

デフラグは標準で毎週実行されるようになっていますが、この設定を変えるには「設定の変更」ボタンを押します。

頻度のドロップダウンメニューから、デフラグを実行する頻度を設定します。
- 毎日
- 毎週
- 毎月

ドライブの選択ボタンを押すと、デフラグを実行するドライブを指定できます。
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