Windows11 でエクスペリエンスインデックスを確認する方法を解説します。
エクスペリエンスインデックスとは?
別名 Windows システム評価ツールといい、あなたのパソコンの性能を評価してスコアとして表示するものです。以下の性能を評価します。
- CPU の速度
- メモリの速度
- 2D グラフィックス性能
- 3D グラフィックス性能
- ストレージの速度
Windows7 では目のつきやすい場所にあったので見かける事も多かったのではないでしょうか。
しかし Windows8 以降では廃止されてしまって簡単には確認することができなくなってしまいました。
確認方法
廃止されたといっても確認手段がなくなっただけで、システムの評価機能は残っているので実施することができます。
Windows11 ではコマンドプロンプトで Windows システム評価ツールを実行します。(PowerShell でも可)
タスクバーの検索からコマンドプロンプトを検索し、管理者として実行します。
以下のコマンドを入力します。
システムの評価が終わるまでしばらく時間がかかります。
結果を表示する
システム評価の結果は以下のフォルダーに格納されます。
しかしあまりにもわかりにくすぎるので、もっとわかりやすく表示するために Windows PowerShell を使用します。
タスクバーの検索から PowerShell を検索し、管理者として実行します。
以下のコマンドを入力します。
すると Windows7 の頃のように、それぞれの項目にスコアが表示されます。
- CPUScore:CPU のサブスコア
- D3DScore:Windows11 では全て9.9
- DiskScore:システムストレージのサブスコア
- GraphicsScore:グラフィックス機能のサブスコア
- MemoryScore:メモリのサブスコア
- WinSATAssessmentState:システム評価ツールの状態
- WinSPRLevel:基本スコア(全体)
Windows7 の時と同様、一番低いサブスコアがパソコン全体の基本スコアとなります。