Windows11 で USB メモリや SD カードなどを安全に取り外す方法を解説します。
USB で接続されている機器は安全な取り外しをしないと不具合を招く可能性があります。USB メモリにデータを書き込み中などに取り外してしまうとデータが壊れてしまう場合があり、最悪の場合 USB メモリにアクセスができなくなってしまう事もあります。
そんな事態にならないように安全に USB 機器を取り外すには以下のように操作してください。
USBメモリを安全に取り外す方法
タスクバーから行う
タスクバーの右下にある「∧」マークを押して USB メモリのアイコンを選択します。
表示されたメニューの中から取り出しを選択します。他の機器と間違えてしまう場合があるので、よく確認してください。
画面右下に「コンピューターから安全に取り外す事ができます。」と通知が表示されたら、取り外しても問題ありません。
エクスプローラーから行う
まずはタスクバーのフォルダアイコンからエクスプローラーを開きます。
左メニューより USB ドライブを選択し右クリックして、メニューの中から取り出しを選択します。
画面右下に「コンピューターから安全に取り外す事ができます。」と通知が表示されたら、取り外しても問題ありません。
安全に取り外す操作は不要に?
これまで USB 機器を安全に取り外す方法を解説してきましたが、場合によっては安全に取り外す操作は不要かもしれません。
Windows10 のバージョン1809以降でハードウェアの安全な取り外しの操作が不要になったとマイクロソフトから発表がありました。Windows11 においても適用されます。
明らかにデータの書き込み中・読込中以外は、そのまま抜いても問題ないようになりました。
なぜ不要になったのか?
Windows10 のバージョン1809以降で外部記憶メディアの取り外しポリシーが変更になりました。
デバイスマネージャーを開いて、ディスクドライブの中にある USB メモリを右クリックしてプロパティを選択してください。
プロパティが開いたらポリシータブを開きます。
クイック取り外しが既定となっています。内容をよく見ると「[安全な取り外し]通知アイコンを使わなくてもデバイスを安全に切断できます。」と書かれています。
従来までは高パフォーマンスが既定であったため、安全な取り外しの操作が必要だったということです。
クイック取り外しでは書き込みキャッシュが無効になり、転送速度が若干落ちます。その代わりに安全な取り外しの操作をしなくても、取り外す事ができます。