Windows10 では音楽を聴くアプリとして存在していた Groove ミュージックはなくなり Windows11 では Media Player に置き換わります。
Groove ミュージックはパソコン内の音楽を聴くアプリでしたが Windows11 で置き換わる Media Player は音楽のほかに動画も再生可能なアプリとなります。
従来の Windows から馴染み深い「Windows Media Player」がありますが、似て非なるもので全くの別物です。こちらには CD の書き込みなど高度な機能も備わっていますが、当面は共存していく模様です。
ここでは新たな Media Player の基本的な使い方を解説します。
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Media Playerの使い方
新しい Media Player のホーム画面です。Windows11 と親和性の高い見た目となっています。
「ファイルを開く」ボタンを押すと、ローカルに保存されている音楽を再生する事ができます。音楽ファイルのドラッグアンドドロップでも再生可能です。
音楽(動画)の再生
「ファイルを開く」の隣にある(V)ボタンを押すと、3つのメニューが表示されます。
- ファイルを開く
- フォルダーを開く
- URL を開く
「ファイルを開く」はローカルに保存されている単一の音楽ファイルを再生します。
「フォルダーを開く」はフォルダーに保存されている音楽を全て再生します。
「URL を開く」は音楽ファイルの URL をストリーミングで再生し、ポッドキャスト再生などもこれにあたります。
再生画面
再生画面のボタン類について解説します。
- シャッフルボタン(再生順番の入れ替え)
- 再生・一時停止ボタン
- 連続再生ボタン
- 音量ボタン
- ミニプレイヤーボタン(小さいプレイヤーにする)
ライブラリフォルダーの追加
Media Player はライブラリフォルダー内の音楽ファイルを自動でライブラリに追加します。
標準では「C:¥Users¥ユーザー名¥Music」のフォルダーだけがライブラリとして認識されていますが、他のフォルダーをライブラリに指定する事で、パソコン内の音楽をライブラリに追加できます。
左メニューより歯車アイコンを選択し、設定を開きます。
音楽ライブラリの場所の隣にある「フォルダーを追加する」ボタンを押します。
音楽が入っているフォルダーを指定してください。
プレイリストを作成
プレイリストとはいくつかの音楽ファイルをリスト化したもので、好きな音楽をまとめたり、ジャンルごとに分けるなど、色々できます。プレイリストの順番通りに音楽が再生されます。
左メニューよりプレイリストを選択し、「新しいプレイリストの作成」ボタンを押します。
プレイリストに名前を付けて、再生リストの作成ボタンを押します。
新しいプレイリストが作成されました。
音楽をプレイリストに追加するには、左メニューより音楽ライブラリを選択し、追加したい音楽を右クリックします。
メニューの中から「追加先」→「追加するプレイリスト」を選択します。
再生速度を変更
再生画面で右下の「…」ボタンを押して、メニューの中から速度を選択し、お好みの速度を以下の中から選びます。
- 0.25倍速
- 0.5倍速
- 1倍速
- 1.5倍速
- 2倍速
イコライザを有効にする
イコライザとはある音域を強調したり軽減したり、音域を調整する機能です。
再生画面で右下の「…」ボタンを押して、メニューの中からイコライザを選択します。
イコライザのスイッチをオンにします。
62Hz ~ 16khz のスライダーを上下に移動して音を調整します。左側ほど低音で、右側ほど高音です。
またプリセットと呼ばれるテンプレートがあり、この中から選ぶと自動で調整されます。
- フラット
- 高域強調
- 低域強調
- ヘッドフォン
- ノートPC
- ポータブルスピーカー
- ホームステレオ
- テレビ
- 車両