Windows11 でインターネット接続が IPv4 か IPv6 か確認する方法を解説します。
IPv4 と IPv6 はどちらもネットワーク上の住所である IP アドレスの種類です。インターネット接続には IP アドレスが必須なのは周知の事実です。それが IP アドレスが足らないという事態になっているのです。
IP アドレスといえば「255.255.255.255」という4つの数値によるものが馴染み深いと思います。この4つの数値から得られる IP アドレスの総量は約43億個です。
個人が持つインターネット機器は1つじゃ済まなくなる時代です。パソコン、スマートフォン、タブレット、更には家電までインターネットに接続されるようになりました。これでは IP アドレスが足らなくなるのも頷けます。
そこで IP アドレスの枯渇を避けるために生まれたのが IPv6 です。IPv6 による IP アドレスの総量は約340澗個です。10の36乗でほぼ無限とも言える数です。
IPv4かIPv6か確認する
設定から確認
スタートメニューを開き、設定を開きます。
左メニューよりネットワークとインターネットを選択し、プロパティを選択します。
下の方へスクロールすると IPv4 アドレスが記載されており、IPv6 はリンクローカル IPv6 アドレスしかありません。
この場合 IPv4 で接続されているという事になります。IPv6 で接続されていれば IPv6 アドレスが記載されます。
インターネットを通じて確認する
IPv4 か IPv6 かを判定するウェブサイトがあります。こちらにアクセスする事で簡単に確認する事ができます。
上図の例では IPv6 接続ではないという結果が出ています。
IPv6で接続できないとどうなる?
IPv6に対応していない場合でも直ちに影響があるわけではありません。多くのウェブサイトで IPv4 を対象に作られているからです。しかし、今後 IPv6 のみを対象としたウェブサイトが増えてきた場合、これらのサイトにはアクセスできなくなります。
IPv6で接続するには?
IPv6 で接続するには、インターネットプロバイダとルーターの両方が IPv6 に対応している必要があります。
プロバイダが IPv6 に対応していなければプロバイダを変えなくてはいけませんし、古いルーターを使っている場合はルーターも買い換える必要があります。そこまで急いで IPv6 に対応しなくても2021年現在は支障はありません。