Windows11 でメディアやデバイスの自動再生を有効にしたり、無効にする方法を解説します。
自動再生とは、音楽 CD をドライブに挿入したら自動で再生したり、USB メモリを挿したら自動でフォルダーを開くというような機能です。
わざわざ手動で開かなくてもよいので便利な機能ですが、実は危険も潜んでいます。自動再生の機能を悪用して USB メモリ経由からのコンピューターウイルスの感染が相次いでいます。
自分自身や信頼できる相手の USB メモリなら良いですが、そうではない場合悪意あるファイルが潜んでいる場合があります。
そうした場合に自動再生を無効にしておけば、ウイルスの感染を防ぐ事ができます。
自動再生を有効・無効にする方法
設定から変更
スタートメニューを開き、設定を開きます。
左メニューより Bluetooth とデバイスを選択し、自動再生ボタンを押します。
「すべてのメディアとデバイスで自動再生を使う」のスイッチをオフにします。
これで CD/DVD/SDカード/USB メモリなど全てのメディアで自動再生が無効になります。
自動再生の既定の選択で、リムーバブルメディアとメモリーカードのみ自動再生の設定を変更する事ができます。
リムーバブルメディアの場合、以下の4つから選べます。(USBメモリなど)
- ストレージ設定の構成(設定)
- 何もしない
- フォルダーを開いてファイルを表示
- 毎回動作を確認する
ストレージ設定の構成とは、ストレージの設定画面を表示します。
メモリカードの場合は以下の中から選べます。
- 写真とビデオのインポート(フォト)
- 写真と動画のインポート(OneDrive)
- 再生(Windows Media Player)
- 何もしない
- フォルダーを開いてファイルを表示
- 毎回動作を確認する
「何もしない」は自動再生をしないということになります。
コントロールパネルから変更
タスクバーの虫眼鏡アイコンを選択し、検索窓に「コントロールパネル」と入力します。
検索結果からコントロールパネルを開きます。
表示方法を「大きいアイコン」にして、コントロールパネルから自動再生を選択します。
「すべてのメディアとデバイスで自動再生を使う」のチェックボックスをオフにします。
保存ボタンを押すと自動再生が無効化されます。
自動再生を有効にしたままで、以下のメディアごとに自動再生の設定を変更する事も可能です。
- リムーバブルドライブ
- メモリカード
- DVD
- ブルーレイ
- CD
- ソフトウェア
- その他デバイス
各メディアのメニューから、自動再生の挙動を選択してください。
- ストレージ設定の構成(設定)
- 何もしない
- フォルダーを開いてファイルを表示
- 毎回動作を確認する
「何もしない」が自動再生を無効にする事になります。
リムーバブルドライブの場合、中にはいっているデータによって自動再生の挙動を変更する事ができます。
- ピクチャ
- ビデオ
- ミュージック
- 混在したコンテンツ
画像しか入っていない場合はピクチャ、動画しか入っていない場合はビデオ、音楽しか入っていない場合はミュージック、色々入っている場合は混在したコンテンツです。