Windows11 のデスクトップパソコンの内部を開けてみると、中に SSD が見当たらず驚く事があるかもしれません。
SSD または ハードディスクがない事にはパソコンは動くわけないのです。しかしながらパソコンは動作している…。そんな謎の答えを紹介します。
SSDには2種類の形がある
SSD というと上図のような形を想像される事が多いとおもいます。しかし、世の中の SSD はこれだけではなく以下の2種類があります。
- SATA SSD
- M.2 SSD
SATA SSD は上図のような箱型の SSD です。昔の HDD と同様の接続方式となります。
しかし M.2 SSD の形状は上図のようにメモリのような基板状の形になっています。箱型の SSD しか知らなければ SSD がない!?という発想になってしまうわけです。
M.2 SSD は基板状のためマザーボードと一体化してしまい区別がつきにくいです。この点も SSD がないのにパソコンが動いている?という謎を醸成してしまいます。
M.2 SSD の特徴
M.2 SSD には以下の特徴があります。
- 転送速度が速い
- 消費電力が低い
- 省スペース
- やや高価
M.2 SSD は SATA SSD とは接続形式が異なるため、転送速度が速いです。動画編集やゲームなど高速な転送が必要なものに効力を発揮します。また消費電力も少なめという特徴もあります。
基板状のため、SATA SSD よりもスペースを取りません。マザーボードに直接接続するので接続コードも不要なため、コードでごちゃごちゃしません。
このような優れた特徴がありますが、SATA SSD よりもやや値段が高くなってしまいます。
DirectStorage
Windows11 にはゲームのロード時間を大幅に短縮する DirectStorage というテクノロジーが搭載されています。
この DirectStorage の恩恵を受けるためには M.2 SSD が必要です。
2023年時点では Directstorage 対応のゲームは数少ないですが、今後は更に登場するでしょう。