Windows11 でハードディスクや SSD の使用容量を制限する方法を解説します。
複数人で1台のパソコンを使用する事もあると思います。各々が無制限に HDD/SSD の容量を使用してしまうと、いずれ満杯になってしまいます。例えばこのユーザーが使用できる容量は1GBまで、というように使える容量を制限する事ができます。
この設定をディスククォータといいます。
ディスククォーターの設定
まずはタスクバーのフォルダアイコンからエクスプローラーを開きます。
左メニューより PC を選択します。
使用の制限をしたいローカルディスク(HDD/SSD)を右クリックして、メニューの中からプロパティを選択します。
ローカルディスクのプロパティが開いたら、クォータタブを開きます。
「クォータ設定の表示」ボタンを押します。
「クォータの管理を有効にする」のチェックボックスをオン☑にします。
ユーザーごとに使用容量の制限を行うために、クォータエントリーボタンを押します。
標準では管理者アカウントに対して使用容量は無制限に設定されています。
新しくユーザーごとの設定を行うには、クォータメニューから「新規クォータエントリ」を選択します。
現在使用しているパソコンに登録されているユーザー名を「洗濯するオブジェクト名を入力してください」という欄に入力します。
上図の例ではユーザー名「win11test」を入力して名前の確認ボタンを押すと、自動で端末名が補完されます。
そして OK ボタンを押します。
「ディスク領域を制限する」を選択し、制限容量を入力します。上図では例として1GBと入力しました。
警告レベルの設定は、その容量に達したらもうすぐ制限に達しますよと警告を表示する設定です。
OK ボタンを押します。
新しいクォータエントリが設定されましたので、右上の×ボタンでクォータエントリウィンドウを閉じます。
「クォータ制限を超過したユーザーのディスク割り当てを拒否する」のチェックボックスをオン☑にします。これにより、制限を超えた場合、ファイルを保存する事ができなくなります。
OK ボタンを押して終了です。
新規ユーザーに対しての設定
今後作る新規ユーザーに対する使用容量制限の標準設定を行う事ができます。
「ディスク領域を制限する」を選択肢、制限容量と警告レベルを右側のテキストボックスに入力します。
イベントログへの出力
もしユーザーが制限容量、または警告レベルを超えた場合にイベントログへ出力ができます。
「ユーザーがクォータ制限値を超えたらイベントをログに記録する」または「ユーザーが警告レベルを超えたらイベントをログに記録する」のチェックボックスをオン☑にすると、イベントログに出力されます。