
Windows 11を使っていて、フォルダーの右上に「向き合った2つの青い矢印」が表示され、驚いたことはありませんか?
青い矢印の意味は?
青い矢印の正体は、そのファイルやフォルダーが「NTFS圧縮」されているというサインです。 これは、Windows標準のファイルシステム(NTFS)に備わっている機能で、データを圧縮してストレージの空き容量を節約する役割を持っています。
通常、ユーザーが自分で設定しない限り、勝手に圧縮されることはありません。しかし、特定のアプリやソフトウェアが自動で有効化したり、ディスクの空き容量が極端に少なくなった際にシステム側で設定されたりすることがあります。
この記事では Windows11 でファイルやフォルダーに青い矢印が表示される原因と、これを消す方法について解説します。
青い矢印を消す方法
元々空き容量が極端に少ない場合は、空き容量を増やす対策から行ないましょう。
青い矢印を消すには NTFS 圧縮を解除します。

青い矢印が表示されているファイルやフォルダーを右クリックして、メニューの中からプロパティを選択します。

属性の詳細設定ボタンを押します。

圧縮属性、または暗号化属性の項目にある「内容を圧縮してディスク領域を節約する」のチェックボックスをオフにします。
そして OK ボタンを押します。

プロパティを閉じようとすると属性変更の確認ウィンドウが表示されます。
「変更をこのフォルダー、サブフォルダーおよびファイルに適用する」では、今プロパティを開いているフォルダーの中身も全て NTFS 圧縮を解除します。
「このフォルダーのみ変更を適用する」では、文字通り今プロパティを開いているフォルダーしか NTFS 圧縮が解除されません。
OK ボタンを押すと NTFS 圧縮が解除され、青い矢印は表示されなくなります。
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