
2025年に入って、文字入力をしていると1文字目が勝手に確定されてしまうトラブルが一部環境で発生しているようです。
当方の環境でも発生しました。最初は打ち間違いかと思いましたが、あまりにも頻度が高すぎます。
どういう事かというと、「こんにちは」と入力したとしたら「kおんにちは」になってしまいます。一旦消して、もう一度入力すると発生しません。
根本解決にはなりませんが、一時的な対処法が見つかりましたので紹介します。
目次
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発生タイミング
このトラブルについて調べていて検証した所、発生タイミングがわかりました。
テキストをコピーした後、次の文字入力で必ず発生します。
ブラウザ、メモ帳、Word、Excel、Thunderbird など、試した中ではすべてのアプリで発生します。
文字入力の効率が落ちるので、地味に厄介なトラブルです。
試したこと
Windows11 のバージョンは、Windows11 Pro、バージョン24H2です。
違うIMEを使う
日本語入力の IME の問題なのか切り分けるために、違う IME を使いました。
Microsoft IME、Google 日本語入力、ATOK のすべてで発生しました。
IME をリセットしても効果なし。
違うキーボードを使う
キーボードドライバの問題なのか切り分けるために、違うキーボードを使いました。
キーボードの種類は関係なく発生します。
アンチウイルスソフトの影響?
アンチウイルスソフトを一旦オフにして試しましたが、変わらず発生しました。
常駐アプリの見直し
常駐アプリをオフにして再起動しましたが、変わらず発生しました。
サービスの停止
Microsoft 以外のサービスをすべて停止して再起動しましたが、変わらず発生しました。
まとめ
以上の事から、おそらく何かの Microsoft のサービスが原因なのかと。最近発生したので Windows アップデートのタイミングで起き始めたのが濃厚な線な感じがします。
一時的な対処法
根本的な解決にはなりませんが、一時的な対処法が見つかりました。
それは、タッチキーボードを表示するという事です。
タッチキーボードを表示したら、何故か勝手に確定問題が起こらなくなりました。ただし、再起動やシャットダウンをすると元に戻ってしまいます。
タッチキーボードは、タッチに対応していなくても、どのようなパソコンでも表示できます。

タスクバーの何もない所を右クリックして、タスクバーの設定を開きます。

システムトレイアイコンのメニューを開きます。

タッチキーボードのメニューから、常に表示を選択します。

すると、タスクバーにタッチキーボードアイコンが表示され、いつでも表示できるようになります。
根本的な解決は、今後の Windows アップデートに期待したいところです。
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