
Windows11 の Clipchanp で動画の倍速、スロー編集して再生速度を変更する方法を解説します。
動画の冗長な部分を倍速にして早送りしたり、決定的瞬間をスローモーションさせるという編集がしばしば行われます。
そのような編集も Clipchamp で行う事ができます。
Clipchamp は Windows11 に標準インストールされている動画編集ソフトです。
Clipchampを起動する

スタートボタンを押してスタートメニューを開き、画面右上の「すべてのアプリ」を選択します。

「M」の項目にある Microsoft Clipchamp を開きます。
動画を読み込む

「新しいビデオを作成」ボタンをタップします。

メディアのインポートボタンを押して動画を読み込むか、動画をドラッグアンドドロップして読み込みます。

動画の準備にしばらく時間がかかります。
■対応動画ファイル
mp4, mov, webm, avi, divx, flv, 3gp, wmv, vob, dcm, mkv

メディアライブラリから動画をタイムラインへドラッグアンドドロップします。
再生速度を変更するには?

タイムラインから再生速度を変更したい動画をクリックして選択し、右側のメニューから速度を選択します。

速度のスライダーを左右に動かして、再生速度を調整します。
再生速度は最も遅くて0.1倍速、最も速くて16倍速まで変更できます。

速度スライダーを調整すると、タイムラインの動画もリアルタイムに変わります。
一部分の再生速度を変更するには?

再生速度を変えたい始点に再生ヘッドを移動し、はさみアイコンをクリックします。

続いて終点もはさみアイコンでカットすると、再生速度を変えたい部分だけ動画が分割されます。
この状態で再生速度を変更します。

再生速度を速くすると後ろに空白部分が生まれてしまうので、後ろの動画をドラッグして間を詰めます。
倍速編集の使い所
- 工程をカットせずに倍速で全体を見せたい時
- 絵画を描く様子を倍速で
- 空の雲が流れる様子を倍速で映画風演出に
例えば組み立てしている所を動画撮影しているとして、工程をカットしてしまうと本当に自分で組み立てているのか不明になります。
そんな時に倍速編集で様子を見せると、本当に行っているのかわかるようになります。
動画をエクスポートする

編集した動画を保存するには、エクスポートボタンを押します。

動画の画質を以下の中から選択します。
- 480p
- 720p
- 1080p
- 4k(有料版のみ)
※動画の画質は解像度が変わります。
4k → 3840 × 2160
1080p → 1920 × 1080
720p → 1280 × 720
480p → 720 × 480
尚、動画は mp4 でのみ保存する事ができます。

画質を選択すると、動画の書き出しが始まります。
保存先
Clipchamp で書き出した動画は、ダウンロードフォルダーに保存されます。
C:¥Users¥ユーザー名¥Downloads
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