Windows11 で自動シャットダウンする方法を解説します。
パソコンの電源は手動で切る事が多いと思いますが、自動で電源を切る事ができます。例えば夜の10時にパソコンの処理を走らせているけれど、あと4時間経たないと終わらないという場合です。これで自宅じゃなければいつまでも側を離れる事ができません。
そういう時に4時間後にシャットダウンするように設定しておけば、その場を離れても勝手に電源を切ってくれます。
専用のソフトを導入しなくても Windows11 に最初から入っているタスクスケジューラーを使用して実現する事ができます。
自動シャットダウンする方法
スタートボタンを押してスタートメニューを開き、画面右上の「すべてのアプリ」を選択します。
すべてのアプリの中から W の項目にある Windows ツールを開きます。
Windows ツールフォルダーの中からタスクスケジューラを開きます。
タスクスケジューラが開いたら、基本タスクの作成を選択します。
基本タスクの作成ウィザードが開きます。ここでは後からわかりやすいように、基本タスクに名前を付けます。任意で説明も記入できます。
ここでは「自動シャットダウン」と入力しました。次へボタンを押します。
自動シャットダウンをいつ実行するか、タイミングを設定します。
- 毎日
- 毎週
- 毎月
- 1回限り
- (コンピューターの起動時)
- (ログオン時)
- (特定イベントのログへの記録時)
下3つは自動シャットダウンでは使う事はないでしょう。
ここでは例として1回限りで進めます。次へボタンを押します。
自動シャットダウンを行う日時を設定します。次へボタンを押します。
「タスクをどの操作で実行しますか?」という画面になります。ここではそのまま「プログラムの開始」のまま次へボタンを押します。
ここでは具体的に自動シャットダウンの命令を記入します。
- プログラム/スクリプト:shutdown
- 引数(オプション):/s /f
引数の間は半角スペースがあります。間違えると動作しません。
次へボタンを押します。
以上で自動シャットダウンの設定は終了です。完了ボタンを押してください。
自動シャットダウンの時刻を修正する
自動シャットダウンの時刻を修正したい、過去に作った自動シャットダウンのタスクを再利用したいという場合、次のように操作してください。
タスクスケジューラライブラリを開き、作成したタスクを右クリックして、メニューの中からプロパティを選択します。
トリガータブを開いて指定日時を選択し、編集ボタンを押します。
赤枠部の日時を修正して OK ボタンを押します。
自動シャットダウンのタスクを削除する
作成した自動シャットダウンのタスクを削除するには、タスクスケジューラライブラリを開き、作成したタスクを右クリックして、メニューの中から削除を選択します。
このタスクを削除しますか?と確認画面が出るので「はい」ボタンを押します。
自動シャットダウンできない
自動シャットダウンのタスクを作成しても、自動シャットダウンできない事があります。
その原因は、スリープ時には自動シャットダウンが発動しないという事にあります。
タスクスケジューラライブラリを開き、作成したタスクを右クリックして、メニューの中からプロパティを選択します。
条件タブを開き、電源にある「タスクを実行するためにスリープを解除する」のチェックボックスをオン☑にして OK ボタンを押します。
これで、スリープされていても解除されて自動シャットダウンが動作するようになります。