
Windows11 で Zip ファイルを解凍したら、中身が文字化けしていて困った経験はありませんか?
それはもしかして、Mac ユーザーからあなたに送られてきた Zip ファイルではないでしょうか?
実は Mac で圧縮した Zip ファイルを Windows で解凍すると文字化けしてしまうのです。
この記事では、文字化けを回避して解凍する方法を解説します。
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文字化けする原因
Mac と Windows では使用している文字コードが異なるため、文字化けが発生します。
- Mac:UTF-8を使用
- Windows:主に Shift_JIS を使用
Windows でも UTF-8 を扱う事はありますが、Windows のシステム的な部分では Shift_JIS が使われている部分が多いです。
文字コードとは、各文字に割り当てられた数字です。パソコンは文字を直接理解する事が出来ないので、文字コードの数字に変換して処理を行ないます。
UTF-8 と Shift_JIS では各文字に割り当てられた数字が異なります。そのため、本来の文字とは違う文字に変換され、文字化けが発生します。
つまり、文字コードを正しく判別できれば、文字化けは発生しません。
文字化けを回避して解凍するには?
文字化けを回避するには2つの方法があります。
- UTF-8 に対応した解凍ソフトを使う
- システムロケールを変更する
解凍ソフトを使う
この記事ではフリーの解凍ソフト「7-Zip」を使用して解説します。

Windows11 は64ビット版しかありませんので、64ビット版をダウンロードします。
ダウンロードしたインストーラーでインストールしてください。

Mac から届いた Zip ファイルを選択して、展開ボタンを押します。
これで、文字化けを回避して解凍する事ができます。
システムロケールを変更
フリーソフトを自由に導入できない環境の場合、システムロケールの変更でも対応できます。
古いアプリケーションで使用する文字コードを Shift_JIS から UTF-8 に変更します。
ただし、システムロケールを変更すると、古いアプリケーションで文字化けが発生する可能性があります。

スタートボタンを押して、設定を開きます。

左メニューより、時刻と言語を選択します。

言語と地域ボタンを押します。

管理用の言語の設定ボタンを押します。

システムロケールの変更ボタンを押します。

「ベータ:ワールドワイド言語サポートで Unicode UTF-8 を使用」のチェックボックスをオン✅にします。
OKボタンを押します。

システムロケールの変更は、再起動が必要となります。
今すぐ再起動ボタンを押して、再起動します。まだ作業中のアプリがある場合は、後でボタンを押して保存しておきましょう。
再起動後、UTF-8に切り替わります。
再起動後、Mac から届いた Zip ファイルを解凍すると、文字化けを回避できます。
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